【心のカゼの処方箋 vol.16】
バッチ・フラワーレメディの使い方

【クライアントＮ子さん】
シンガポール歴２年。日系の会社の事務としてパートタイムで勤務。専業主婦。結婚１７年。ご主人は日本企業現地法人勤務 。息子は中学2年生。

N子さん

「ちょっと聞いてくださいますか？もう、本当に我慢の限界です。」

イライラがマックスの様子です。詳しくお話を聞いてみましょう。

「主人と息子のことなのですが・・・

まずは主人。私が仕事をするのを認めてくれたことには感謝するのですが、家のことを手伝ってくれようとする姿勢が全くみられません。平日、仕事が忙しいのはわかるし、ストレスが溜まっているのも理解してますが・・・

普通、共稼ぎだったら、週末の家事は分担するとか、しますよね？

お料理はできないので仕方ないとしても、お風呂掃除や洗濯ものを畳むくらいはできますよね？もうね、お願いしても生返事。朝は起きてこないし、だらだらとテレビを見て、子供みたいにゲームをして。５回言って、やっと動く感じ。私もイライラして、だんだん言葉がきつくなってしまって嫌なのですが、仕方がありません。

実家も共働きだったのですが、父はとても母に協力的でした。そうしない態度、もう許せなくって・・・

息子は息子で、父親に似たのか、本当にきちっとしないんです。脱いだものは脱ぎっぱなし。学校の提出物は忘れる、宿題もだらだら、お手伝いも嫌々ながら。もうわざとなのかしらと思ってしまいます。

そうそう、会社でもイライラします。なんで上司はどうでもいいことをいちいち細かくチェックするのか、どうして同僚は毎日遅刻してくるのか・・・なんでみんな、きちっとしないんでしょう。全く理解できません。

こんな状況、バッチフラワーレメディは助けになるのでしょうか？ 」

＜今日のレメディ＞

N子さんは、非常にきちっとされた方で、非常に頭も良い。彼女のおっしゃることは全て一般的に言って、正論です。彼女は決して間違っているわけでなく、一生懸命、みんながその正論に従って秩序立って生活していくことを願っています。

でも、ご主人は彼女の実家とは違う環境で育ってきていて、彼には彼の正論があるのです（多分）。息子さんも会社の方々も、皆、別の人生を歩んでいます。

今日はそんな彼女にぴったりのレメディを１本だけ選ぶとしたら、

「ビーチ（Beech）」

和名「ヨーロッパブナ」。「森の母」と言われる、３０mの高さに成長するきで、春先につける若芽、雄花・雌花を煮沸法でそのエネルギーだけを抽出します。

このフラワーレメディは、周りの人が自分と違う言動をすることに苛立ちを覚える方にぴったりです。逆にいうと、自分の言動に強い自信があり、それと違うことをされると、その相手を正したくなったり、批判したりします。それが続くと、家庭環境や人間関係に悪影響を及ぼすでしょう。それを和らげるのが、このレメディです。

自分が正しい、と強く思っている方のレメディです。時に、相手の悪口を言ってしまうこともあるでしょう。

これを数滴、定期的に摂ることにより、N子さんは、穏やかに、他者の考えや行動に寛容になっていきます。そして相手を理解してあげよう、 短所より長所を見てあげよう、そんな気持ちの余裕もでてきます。もともと備わっている分析能力がより研ぎ澄まされ、相手や心情、性格、状況をよく観察し分析し、必要であればよりよく、賢く、導くことができるようになるでしょう。

相手に対する不満・批判は、実は自分の心も傷つけます。その不満・批判の原因を理解するようになると、自然にストレスが減っていき、ご自身の心の平穏に気づくことができるようになるはずです。

バッチフラワーレメディの特徴は、ネガティブな感情からポジティブの感情に持っていくのではなく、ネガティブな感情をニュートラル（中立）な感情に持っていき、気にならなくなる、というものです。

ですから、「毎日明るく生きています！」というよりも、１、２週間摂っていただき、「あれ？ネガティブなうつ状態が気にならなくなっている・・・」というふうに効きます。それでいいのです。

自然の花のエネルギーを転写したものですので、化学的な保存料も入っておらず、安心してお子様、ペット、赤ちゃんにも使えます。プラセボ効果ではありませんので、人により効果の表れ方の早い・遅いはあるかしれませんが、是非挑戦してみてください。